砂の中につづるライフストーリー

砂との出会い ‐ 運命

イリナはいつも自分の運命は絵画、彫刻、造形美術一般といったアートにこそあると思っていました。そして、彼女はさまざまな人間の感情や感覚を表現する新たな独自の方法を模索し続けてきました。 「私は子供の頃から砂に直に手で触れることに魅せられていました。」イリナは次のようにその子供時代について語ります。「私は地中海の近くでしあわせな子供時代を送りました。毎日学校に行く途中に砂浜に立ち寄りました。砂の中にライブの日記とでもいえる自分だけのストーリーを描きました。波が来てすべてを消し去ってしまう前に素早く描く必要がありました。私はそれにすっかり魅了されてしまいました。描いたものが消えてしまうまで私はずっとその場に立ってそれを眺めていました。そのとき、あらゆるものははかなくつかの間であることに気づきました。」 サンドアートがイリナの最愛のものになったことは自然ななりゆきでした。自然界の単純な素材を使って人の心を打つストーリーを作り出すことは彼女にとってとても刺激的なアイデアであり、それが彼女の主な表現方法になりました。

これまでの活動

イリナはグロテスクでリアル感のあるゴム人形を制作し、映画や広告向けの特殊効果を専門とするスタジオを経営していました(映画や広告はハリウッド、ニューヨーク、ロンドンで彼女が学んだ分野でした)。イリナはそのスタジオで、悪評高き「Spitting Image」を基にしたイスラエルでもっとも成功を収めた政治風刺テレビ番組向けに人形を制作しました。

手の動きが鍵

イリナがすべての才能とエネルギーを注ぐサンドアートは、神から与えられた砂、手、心のみを使う独特のミニマルアートの様式です。この単純さこそ、彼女が魅せられ、彼女自身にとっても観衆にとってもサンドアートが可能性と興奮に満ちたものになっていることの証です。「私はいつも、怒り、哀れみ、愛などの感情を表す手のジェスチャーの表現力に魅了されていました。ダンスと同じように、両手の動きが創作の中で重要な役割を果たす感情を湧き上がらせるのです。」

全世界での実演

イリナは長年にわたってサンドアーティストとしてさまざまな国や文化を訪れ、こぢんまりとした寛いだ雰囲気の小さな集まりから壮大な制作に至るまで多様な背景をもった人々のためにサンドアートを実演してきました。規模が大きなものの中には、ステージ上に4つのオーケストラを招いて数千人の観衆の前で行われたクレムリンでの公演、さらにはスペイン国王やベルギー国王の面前での制作の実演などがあります。

イリナの公演では何か特別なことが起こります

彼女のすべての公演は見る者をその体験へと引き込み、目の前で展開される創作のプロセスに夢中にさせます。彼女の公演では心をとらえるような何かがが起こります。人々は感情を掻き立てられ、涙を目に浮かべる人も大勢います。 イリナの創作は彼女の平和への願いと友情、哀れみ、愛、そして私たちが暮らす環境を守ることといった彼女の価値観を表現することです。それらの価値観には多くの人々の心に触れ、強い共感を呼び起こす力があります。

どれ一つ同じ公演はありません

イリナの公演はどれ一つとっても同じものはありません。それだけでなく、多くの場合、観客が選んだテーマに基づく創作をリクエストされるため、彼女はノートにたくさんのスケッチを描いた後にサンドテーブルの上で実際に練習をして、公演には毎回入念な準備をします。普通の創作では、彼女が両手を使って砂に描くとき、彼女の内側から沸き起こる感情や感覚にしたがって作品は大きく変化します。

砂だけではありません

光と音楽もイリナの創作の重要な要素です。彼女は作品の中で透明なテーブルの下から発する光を使います。ときにはさまざまな色を組み合わせたイルミネーションも使うことがあります。音楽については、イリナは創作を通じて彼女が伝えようとするメッセージと感動にふさわしいサウンドトラックを慎重に選びます。

生きる使命となったアート

イリナの公演や作品を録画したビデオ(このウェブサイト上のビデオを含む)が、毎日増え続けている彼女のファンによってインターネット上に公開されています。世界中の何百万人も人々がそれらのビデオを見ています。そして、あらゆる宗教、国籍、芸術分野の人々から心温まる温かい賞賛が贈られています。イリナは、平和にまつわるテーマを作品の中に取り入れ、人類に共通するそれらのテーマを万国共通の言語であるアートを通じて広めることが彼女自身の使命であると考えています。